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短歌のリズムで

言の葉が群れをなすかな鰯雲 暮れゆく空で歌になるらむ

EX003 うたよみん 最近の投稿歌

何百というフォローもふるいに掛ければ、本当に自分の歌を読んでくれているのは3~4人だということに気付きます。それはとても正しい結果だと思います。同調者や共感者が何百人もいるのは少し気持ちの悪いところもあって、私はマイナスの評価(読みたくはない)という意志はいつも正確だと思っています。「いいね」は信用に足る根拠を持たないと思っています。このブログに最初から「いいね」ボタンを付けなかったのはそのためです。


・異物しか落とせぬ汚れシャンプーの目に沁むごとく子の金髪は

・たちまちに白塗りつぶす春が来る 北国なんて言いそびれたよ

・潔白は静かに降りる音はなく雪にはきっとなれないだろう


・歌という大海を知る船頭の塩で清める言の葉相撲


・審判の日はじきに来るAIが「コレハ”タンカ”デハ アリマセン」と

・踊る日も締め付けられて揺れる日も人の真中で心は生きる

・君たちの代表ですと言う顔でルーズリーフの2穴はズルい


・マーブルが溶けて示すは着地点白黒つけず頭を冷やす


・送られた桜の返歌ハナミズキ抱きて香る君生まれ来る


・怒りならゴミ箱の底に付かぬようすぐに何かで包んで捨てる


・感情は熱泉となり放たれてたぎるものみな海となれ君


・止めどない不粋な連鎖見苦しく欲の数だけアカウントあり


・問いかけは心に響く一生をかけて導く歌とは何か


・言葉とは光だったに違いない賢治は光素を見たのだろうか


・数読めばお経は悟りを開くのか いくらあってもよいねは無意味


・夢よりも死の字の多き花よりもわたくしの多き ああ春と修羅


・リサイクルされていつかは花となれ ペットボトルの風車はまわる


・感動は数値化されぬ一瞬に言葉は心を駆け上がれるか


・吸うものも吐き出すものも透明で露わにされることを嫌がる


・祝祭のパレードをただ見たかった極彩色で光る言葉の


・現実に押しつぶされた隙間から悲鳴のように歌は滴る


・はね返るはね返される感触を遊んで春風の蹴る袋小路


・ラッピング解いてあがる期待にも似てはいるかな歌を読むとき


・前線は躊躇しつつも大胆にスキップをして飛び地の開花


・「FOR YOU」インデックスの君の字は十七のまま 時間をとめて


・緩んでは締まり彩度は補われ春の純度は高まってゆく

タコ足にしても最後はブレーカー落ちて終了 八方美人

2020年3月29日
短歌 ミルク
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コメント

プロフィール

HN:
ミルク
性別:
非公開
趣味:
頭の体操
自己紹介:
気づく人だけが手に入れられる
輝きを求めて、日々の宝探しを
楽しむように短歌のリズムで進む
足あとのようなものです。

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