蚊も人も象も、生き物は皆重力1Gの元で生きています。裏を返せば1Gに堪えられなければ、地上では生きられないのです。生きていると言うことは消耗し劣化し堪えられなくなってゆくことなのでしょう。地上に落とした哀しみを引き上げるように、日々多くの命が旅立っていく中で、新たな命へと引き継がれる試練。出来ることなら、すべての生き物に1G以上のストレスを味わって欲しくはないものです。人には大きな宿題が投げかけられたままですが、生きているうちに気付いて行動できる自分でいたいと思います。
心地よいプレッシャーの中生きている抗えぬときが旅立つ時だ
命を全うして、はじめて1Gから解き放たれる。星にもなれる。
2019年7月19日
短歌 ミルク