大きな河川の特徴として、河口に近づくにつれ広大な汽水域が産み出されていることがあげられます。渡り鳥やアサリ、シジミなどの小さな貝類、シオマネキに代表される甲殻類、トビハゼのような魚類とまさに生き物の宝庫となっています。人口の減少に反比例するかのようにインフラの延長工事は続き、絶滅危惧種は増えていくばかりです。元来ミニマムでコンパクトに種を繋いでいる生き物たちに、今こそ人は学ばねばなりません。
シオマネキ掲げた抗議見ぬふりで工事車両は河口へ集う
足るを知る・・・それは人の欲望にこそ投げかけたい言葉。
2019年7月18日
短歌 ミルク