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短歌のリズムで

言の葉が群れをなすかな鰯雲 暮れゆく空で歌になるらむ

進化の果てに

高度な進化を遂げた人間も自身では空を飛べる訳ではなく、深い海に潜れるわけでもありません。モグラのように穴を掘って進むこともできないし、暗闇も自由に動き回ることはできません。翼というものを手に入れるのは相当な覚悟だったのだろうと想像できますが、空はそれに見合うほど素晴らしく、人間の憧れであることに変わりはありません。
仲間との高度なコミュニケーションや感情表現の道具としての言葉は、さしずめ私達にとっての翼に相当する進化の形なのでしょう。それならば、紛争や戦争は人にとって望まれた結果ではないと思います。飛べない鳥のように、言葉があっても役に立たなくなることはとても悲しいこと、言葉と共に成長し更に進化できる存在でなければ、退化の道を進むことになりかねません。

大空を諦めてでも手に入れた言葉は翼だと思いたい

より高く、より深く、そして届かない場所などないと信じて。

2019年8月4日
短歌 ミルク
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HN:
ミルク
性別:
非公開
趣味:
頭の体操
自己紹介:
気づく人だけが手に入れられる
輝きを求めて、日々の宝探しを
楽しむように短歌のリズムで進む
足あとのようなものです。

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