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短歌のリズムで

言の葉が群れをなすかな鰯雲 暮れゆく空で歌になるらむ

弧を描くから心は動く

重力や磁力のように同心円を描く力の中で生きているので、自然とすべては弧を描くように現れて消えていきます。雷は真っ直ぐ生きようとしたけれど、ついに叶わずあんなギザギザになっちゃってちょっと可愛そうなくらいです。
ストレートな気持ちを君は欲しがるけれど、真っ直ぐな虹や角のあるシャボン玉なんてきっと不粋でしょう。君の瞳に映る自分を見たいのでは無くて、君の瞳に映る自分以外のものを見たいのです。短い円弧の切れ端を掴んだけれど、それが円になるかどうかもわからない、でもゆっくりと辿っていきたい。円にならずにぐるぐる巻の謎の輪でもいいから、焦らないでいてほしいのです。円(縁)になるにはもう少し時間がかかると思っているから。

真っ直ぐに眼を見てなんてズレている だって地球は丸いものだし

恋の矢だって放物線を描いて飛んできたのにね。

2019年8月5日
短歌 ミルク
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プロフィール

HN:
ミルク
性別:
非公開
趣味:
頭の体操
自己紹介:
気づく人だけが手に入れられる
輝きを求めて、日々の宝探しを
楽しむように短歌のリズムで進む
足あとのようなものです。

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