経済の血液がお金だとするならば、ほんとうにサラサラで細部に至るまで行き渡っているでしょうか。一部にしか大量に流れずに循環を妨げているものを、政治はきちんと把握しているのでしょうか。流れには捌ける場所があり、それができなければすぐに澱み、新たなリスクを産む要因となります。確実に存在し拡大する格差や貧困は、対処を誤ればパンデミックを招きかねない重要な課題です。日々血圧を測るように細かな眼と高い意識を持ち続けて、我々も国のお金の使われ方をチェックしたいものです。
※念の為、蚊には特別な恨みなどはありません。
捌く場所なくして澱むしがらみにボウフラは湧くまたたく間にと
持ちすぎても少なすぎても、お金というウィルスは暴れ回る。循環しなければ。
2019年7月23日
短歌 ミルク