現世の生きづらさは、自分の体で押しのけた分以上に反発の圧力を感じることに近くて、それは皆それぞれが少しでも余裕のある広い世界で生きていきたいということの現れだと思います。様々なプレッシャーに、心も体も折れ曲がってしまう時、真っ直ぐに物事をとらえられなくなることがあります。自分だけが、なぜ自分がという疑問を、他者へと向けたとき、事実や現実をゆがめて観てしまうことが少なからずあるからでしょう。少しの屈折も錯覚としてとらえてくれるのは、身近な人たちの補正のおかげであることを忘れてはなりません。
ふざけんな、お袋 と書いた作文はよくよく見れば ふきげんな だった
好意や親切は的が絞られるほど鋭角だ。外れれば怪我をしかねない。
2019年7月10日
短歌 ミルク