とても細やかに感じ取り、心を配れる人がいます。しかし繊細な故に良くも悪くも、少し奥まで見通せたり聞こえたりして、そのことでまた胸を痛めることもが多いのも事実です。
生物は生存の為に感覚を発達させるのですから、高精度、高感度は優れた能力だと思いますが、その為に神経をすり減らして日々の楽しみや安らぎが失われてしまうのは悲しいことです。汚い真実もあれば、美しい嘘もありますし、悪玉菌も体には必要なもの。雑音があればこそ、クリアな事実が見つかりやすいのではないでしょうか。
そばだてて聞けば余計に雑音は聞こえるものだ良くも悪くも
真実は善悪ではない。宣告が命を奪い、嘘が命を救うこともある。
2019年7月9日
短歌 ミルク