商談が上手くいってもいかなくても、通い詰めている日もサボっている日も、その看板はいつもサラリーマンの見方です。なぜか牛丼の店の忙しさがここにはなくて、独特の時間が流れている気がします。半分セルフサービスというのも、その理由の一つかもしれません。いつもの味はいつもと違う気分もリセットして、またフラットな自分に戻してくれているかのようで、うどんのように平たくされて、水で締められてからが勝負とでも言いたげです。しなやかに、キレずにいきましょうか、午後からも。
アスファルト歩き疲れたソルジャーが還る十四時過ぎ はなまるうどん
「いつもの!」なんて気軽には言えないけれど、確かに変わりない「いつも」がそこにはある。
2019年8月7日
短歌 ミルク