神様は夜型なのだと勝手に解釈しています。夕方くらいから絵の具を混ぜ始め、一晩中続けて、上手くいったら真っ青なソリッドの空を描く。創作意欲を無くしてむちゃくちゃに塗りつぶしたり、時にはビリビリと破いたり、人間のような迷いを見せながら空はいつもそこにあります。明日の空のことを考えて絵の具をしぼり出すような夕暮れは、気づかぬうちの衝動の現れなのかもしれません。
気まぐれも芸術的だ神様が雲ばらまいた紫の空
絵の具は混ざり始めが一番魅力的だ。手をつなぎ、喧嘩した二人のように。
2019年6月17日
短歌 ミルク