忍者ブログ

短歌のリズムで

言の葉が群れをなすかな鰯雲 暮れゆく空で歌になるらむ

災害記念碑

自然災害をコンクリートとテクノロジーで切り抜けようとする現代にあって、見直されている多くの災害を記した石の碑があります。地震や洪水、火事や台風といった過去の被害を伝え教訓とするものですが、もう解説のパネルや立て看板がなければ字が判読できないほど風化してしまったものもあり、伝え残す事の難しさと時の流れの過酷さを思い知ります。センサーやビッグデータも役に立つことは理解できますが、人智を越えた振る舞いを想定出来てこそ、自然との共存が許されるのだと感じます。

慢心にこそ抗えと石の碑の影たずさえた字は浅くあり

凹凸は針を落としてはじめて音になるものだ、指でなぞれば先人の声がするはず。

2019年6月29日
短歌 ミルク
PR

コメント

プロフィール

HN:
ミルク
性別:
非公開
趣味:
頭の体操
自己紹介:
気づく人だけが手に入れられる
輝きを求めて、日々の宝探しを
楽しむように短歌のリズムで進む
足あとのようなものです。

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 30

リンク

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
にほんブログ村

当サイト内のすべての絵と文、短歌の転載はご遠慮ください。
無許可の転載、複製、転用等は法律により罰せられます。
All rights reserved.Unauthorized duplication is a violation of applicable laws.
本站內所有图文请勿转载.
未经许可不得转载使用,违者必究.
にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ