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短歌のリズムで

言の葉が群れをなすかな鰯雲 暮れゆく空で歌になるらむ

散歩にて 1

いつもくだらない能書きが多いので、軽い気持ちで読んで頂けるものを。


○ ニュートンのゆりかごをじっと眺めている人を見た。

増えること無いと知りつつ減ってゆく砂時計ばかりを見て人は


○ 今日も虐待で幼い命が消えたと新聞は告げる。

胸だけが痛む かなしみ 涙などただの飾りにすぎぬ かなしみ


○ 書店の短歌のコーナーはとても狭い。

短歌なるジャンルは狭し随筆と俳句の谷でひっそりと咲く


○ 昔からタイトルで買う。本の引力を信じている。

背表紙に惹かれつ伸ばす指止めて間合いを感ず 出会いはいつも


○ 規則正しく動くエスカレーター、自動ドア、信号機。

パンは胃へ活字は脳へ送られて「おはよう」こそがグリスだと知る

2020年9月10日
短歌 ミルク
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プロフィール

HN:
ミルク
性別:
非公開
趣味:
頭の体操
自己紹介:
気づく人だけが手に入れられる
輝きを求めて、日々の宝探しを
楽しむように短歌のリズムで進む
足あとのようなものです。

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