いつもくだらない能書きが多いので、軽い気持ちで読んで頂けるものを。
○ ニュートンのゆりかごをじっと眺めている人を見た。
・ 増えること無いと知りつつ減ってゆく砂時計ばかりを見て人は
○ 今日も虐待で幼い命が消えたと新聞は告げる。
・ 胸だけが痛む かなしみ 涙などただの飾りにすぎぬ かなしみ
○ 書店の短歌のコーナーはとても狭い。
・ 短歌なるジャンルは狭し随筆と俳句の谷でひっそりと咲く
○ 昔からタイトルで買う。本の引力を信じている。
・ 背表紙に惹かれつ伸ばす指止めて間合いを感ず 出会いはいつも
○ 規則正しく動くエスカレーター、自動ドア、信号機。
・ パンは胃へ活字は脳へ送られて「おはよう」こそがグリスだと知る
2020年9月10日
短歌 ミルク