ちょっと不機嫌だと思ったくらいで、少し重い弁当箱も気にならなかったんです。でも、開けてみればぎゅうぎゅうの白米が二つびっしり。箸も入らない程の強情が詰め込まれていました。兆候はあったんですよ。
この歌の推敲前バージョンは、「日常でそれは静かに破裂した一品減った弁当を見る」
だったのですが、I'ts Too Late。
敗北が白旗ではないことを初めて知りました。(笑)
日常でそれは静かに破裂しておかずが米の弁当を見る
米粒ほどの怒りでも詰め込まれると掬えないものだ。
2019年6月22日
短歌 ミルク