様々な人間関係の中で無駄と思えるような人やつながりに出会うことがあります。人は必要最小限の欲望で生きているわけではないので、過剰な欲望同士が摩擦を引き起こすからだと思います。広がりを持つことは悪いことばかりではないけれど、八方美人の反対側には八方ブサイクな心根があるわけで、抱える毒に自らが侵されてしまうこともままあり、ひどく考えさせられます。魅力や信頼が張りぼてと映らないように、まずは自分の周りの八方に鏡を置いて映る心を戒めなければなりません。
逢いたいと想う人あり逢わずとも思いも入れぬ人もまたあり
人肌の時だけ美味しいお酒になんてなりたいとは思いません。
2019年6月26日
短歌 ミルク