裏と表の厚紙の間に絶妙な波形が挟まれたダンボール。近しい人との間には、少しだけ空気の隙間があった方が上手くいくことを暗示しているような造りです。近すぎると見えないことがある、近すぎると脆ささえ共有してしまう、そんな囁きが聞こえてきそうです。内からも外からも、かかる圧力を受けて怯まないのは、波形越しの相手との適度な距離が産んだ信頼なのかもしれません。
べったりとくっつかぬ方が衝撃に強いらしいねダンボールくん
それにしては、エッジが効いているじゃない?(また指切っちゃったよ)
2019年6月10日
短歌 ミルク