忍者ブログ

短歌のリズムで

言の葉が群れをなすかな鰯雲 暮れゆく空で歌になるらむ

短歌で気を付けなければならないこと 番外編

・ 嫌いな歌人の歌は読まないこと

短歌を学んでゆく中で多くの歌人の歌を目にして読んで参りましたが、もはや自分が目指すスタイル、目指す短歌の世界と交わらないと思えるものとは、関わらない方が良いということがよく解りました。

趣向や目的、目指すべき歌の姿や考え方が大きく異なっている場合には、もうその歌人とその歌人が作る歌には、決して関わらない方が良いと思っています。
とにかくよい影響が微塵もありません。
反面教師などという教材にもなりません。
自分が目指すところの「悪い例」としてしか捉えることのできない歌を何万首見たところで、自身のマイナス面には気付けません。
数首でも読んでみて、「なんじゃこりゃ」という印象しか湧かないようであれば、全く読まなくて構わないと思います。

よく言えば「違う感性」などという人もいらっしゃいますが、結局はただキラキラする言葉を探して真似しようとしているだけで、結果自分を育てることに繋がりません。
それよりも、作り方やスタイルが似ている人の歌や、自分に近い作り方を行っている人に絞って何度も何度も深く読み味わった方が、高いレベルでの気付きを得られると思うのです。

良きにせよ悪しきにせよ、歌にはその人が現れます。
直感が自分にとって好ましくないのなら、もう触れないということも一つの選択肢になります。玉石混交の中から探すよりも、一つでも二つでもふるいに掛ける事を学んで眼を養う方が、よりよい歌により速く出会えるというものです。

嫌いだということも、ひとつのふるいです。脳がふるいに掛けているのだと思って、ストレスになるような読み方は避けた方が賢明だということです。
それよりも自分の歌を繰り返し繰り返し読み込んで、歌とその景色を熟成させてゆくことの方が有意義な時間の使い方だと思っています。

2020年5月24日
短歌 ミルク
PR

コメント

プロフィール

HN:
ミルク
性別:
非公開
趣味:
頭の体操
自己紹介:
気づく人だけが手に入れられる
輝きを求めて、日々の宝探しを
楽しむように短歌のリズムで進む
足あとのようなものです。

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2
6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

リンク

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
にほんブログ村

当サイト内のすべての絵と文、短歌の転載はご遠慮ください。
無許可の転載、複製、転用等は法律により罰せられます。
All rights reserved.Unauthorized duplication is a violation of applicable laws.
本站內所有图文请勿转载.
未经许可不得转载使用,违者必究.
にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ