忍者ブログ

短歌のリズムで

言の葉が群れをなすかな鰯雲 暮れゆく空で歌になるらむ

Girl in the Box

お堅い女を演じているわけでもなく、君は優等生のデートを望んでいたね。それが何より僕のことを大切に思っていることの証だなんて、その時はとても気付けなかった。ゆっくりと凍らせる氷が、何よりも透き通り輝いていることを君は知っていて、いつまでも慌てなかったから。
僕はただ焦っていて、もどかしいままで、氷を諦めたんだ。
師匠に抗うダメな弟子のように去って行く僕を見ていた君の瞳に、真夏の空が広がっていたよ。
二人の切ない痛みを刻むように、この夏も僕は荒い氷をかみ砕いてばかりいる。

唇も許しはしない遊びだと話した恋の厳しいルール

初な君にまるで踊らされているようだった、一つだけ残ったドロップのように。

2019年8月13日
短歌 ミルク
PR

コメント

プロフィール

HN:
ミルク
性別:
非公開
趣味:
頭の体操
自己紹介:
気づく人だけが手に入れられる
輝きを求めて、日々の宝探しを
楽しむように短歌のリズムで進む
足あとのようなものです。

カレンダー

02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

リンク

にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ
にほんブログ村

当サイト内のすべての絵と文、短歌の転載はご遠慮ください。
無許可の転載、複製、転用等は法律により罰せられます。
All rights reserved.Unauthorized duplication is a violation of applicable laws.
本站內所有图文请勿转载.
未经许可不得转载使用,违者必究.
にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ