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短歌のリズムで

言の葉が群れをなすかな鰯雲 暮れゆく空で歌になるらむ

星のひとつぶ

大胆で時に暴走してしまう若さも、反面取るに足らない恐れや怯えにおとなしくなってしまう側面を持っています。特に恋愛に関しては皆そうなのかもしれません。一生懸命や精一杯のアプローチ、空回りする思い込み、そして無意識に傷つくことを想像し臆病になってしまうことなど、頭の中で時計が行ったり来たりするかのように、答えのないシミュレーションが繰り返されて、いつの間にか時間切れとなっていたりするものです。
沢山の白い砂粒の中で勇気を出して星の形になって待っていた大人しい君を、ただの一度も掬えなかった自分の幼さに気づくのは、君の名字が変わったことを知った後なんて、ほんとうに意気地が無かった青春の切ない思い出です。

探される時に焦がれて星になり紛れる君を掬えないまま

君をさらう波がとても大きなものに見えた、砂を手に取っていれば未来は変わっていたのだろうか。

2019年7月1日
短歌 ミルク
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プロフィール

HN:
ミルク
性別:
非公開
趣味:
頭の体操
自己紹介:
気づく人だけが手に入れられる
輝きを求めて、日々の宝探しを
楽しむように短歌のリズムで進む
足あとのようなものです。

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