短歌のリズムで

番組のフリップのように「閉園」

「閉園のメロディーが鳴る人の居ぬ夜は蛍が貸し切るらしい」

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番組のフリップのように「パレード」

「羨望の視線をたぐり幼子に粋な目配せパレードの華」
番組のフリップのように「道化師」

「道化師はきっと夜まで休まない拾ったゴミを後ろ手にして」
番組のフリップのように「コースター」

「二人にはまるでおもちゃのコースターゼンマイ巻いてビューンで終わる」
番組のフリップのように「回転木馬」

「モノクロの回転木馬きみの目に流れる光巻き付けたまま」
番組のフリップのように「ビックリハウス」

「曖昧な経験とやら塗りつぶし騙されにゆくビックリハウス」
番組のフリップのように「コーヒーカップ」

「馴れ合いがカップの中で分離する少し大人になりすぎたのね」
番組のフリップのように「バイキング」

「舟先で止まった時間お宝は刹那の中と説くバイキング」
番組のフリップのように「観覧車」

「てっぺんに置き去りにした恋もあるまた乗りたいねと言った夕暮れ」
さざなみが弾いた光　22/25

「初雪に青が滲んだ見たかった空への憧れが溶けてゆく」

プロフィール

HN：

ミルク

性別：

非公開

趣味：

頭の体操

自己紹介：

気づく人だけが手に入れられる
輝きを求めて、日々の宝探しを
楽しむように短歌のリズムで進む
足あとのようなものです。

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