ずっと平坦なジェットコースターに意味があるでしょうか。地球がつるっつるの表面だったなら、果たしてこんな多様な星になったでしょうか。平坦や平凡を目指しても、なかなかそこに辿りつけずにいるからこそ、光のありがたさ、陰の優しさを知ることになるのです。
きれい事を言っても、誰にも迷惑を掛けずに・・・・などとどだい無理な話で、何かを奪って傷つけて生きているからこそ、些細な事にも目を配らねばなりません。背伸びし過ぎれば火傷をし、深く沈み込めば死にたくもなる。その山と谷の凸凹を知って人生の折り紙を折っていかなければなりません。無い物ねだりの毎日の中で人は常に選択を迫られています。
陽と陰のアプローチ人は受け入れて山と谷との人生を行く
精緻で細やかな形を作るには沢山の折り目が必要だ。平坦な人生には光も影も見向きもしない。
2019年8月25日
短歌 ミルク