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短歌のリズムで

言の葉が群れをなすかな鰯雲 暮れゆく空で歌になるらむ

電気はプラスとマイナスを持つ

様々な化学物質や工業機器の中での生活を余儀なくされるようになり、明らかに昔には無かった(あるいはとても少なかった)病が増え、その多くは文明病なのかと考えたくなる程に影響を身近に感じる生活様式となりました。

高齢の家族にペースメーカーが必要となり、日常生活をおくる上で気を付けなければならないことなどを確認してみました。想定内の事も書かれてはおりましたが、現代ならではの想定し辛いことも多く起こる可能性があるのだと気付かされるものでした。

電波や電磁ノイズ、強い磁気など、それらは思いがけず身の周りの其処此処にあふれています。
まず、MRIやCTスキャンといった検査機器に気を付けなければいけません。対応するペースメーカーなどもあるということですが、AEDなども含めて使用に制限が掛かることを知らねばなりません。
電気自動車やハイブリッド車、キーを使わずにロック解除ができる仕組みにも要注意です。電波を受発信するアンテナには近付かないことが求められます。
多くのお店にあるセキュリティゲート付近で立ち止まってはダメ、携帯電話も体に密接させることは厳禁です。WiFiなどの機器、電子レンジ、電磁調理器、こたつやホットプレート、電気毛布や電気カーペット、とにかくパソコンやマウスを近くで使用してカーソルの動きに影響が出るような機器は使用を避けるか、体から離して使用することが重要だと知りました。

電気、電気とエセ環境家が声を荒げるのは今に始まったことではありませんが、電気は本当にクリーンで環境負荷が減らせて、生物に影響の少ないものなのでしょうか。

近現代の原因不明の病の殆どは電気そのものが原因なのではないかと勘ぐってしまうほど、電気まみれの生活を送らざるを得なくなってしまっています。原価率やエネルギー転換率の計算が先にくるのかもしれませんが、人間は地球のためと言いながら人間や他の生き物への影響をあまり考えずに文明を先へ先へと進めているように感じています。
電波による地磁気への影響で故郷に帰れなくなった生き物たちはスマホなど使えないのです。

もっと少しの力で必要十分な効果や機能を果たすことに注力しなければ、留まることを知らずに暴走を続けてしまうでしょう。少し昔の有線放送電話のように限られた資源を極めて効率的に使うような仕組みがあれば、それは十分持続可能で環境負荷の少ないものになると思います。

今更ながら「有線放送電話」というものの優れたアイディアに驚かされるのです。
幼い頃に住んでいた町内には有線放送電話のサービスがありました。多くの町民の家庭にその電話機もありました。ですから電電公社(現NTT)の電話機と並んで2台が置かれていました。昔の電話線には微弱な電気も一緒に流れていましたから、電話機を使用する為にコンセントは必要ありませんでしたし、停電になっても電話機能は生きていて普通に使えていました。有線電話機はスピーカーホンのような機能もあって、町内のお知らせや案内、災害や火災の情報をいち早く伝える役割も持っていました。いまで言う「プッシュ型」の情報提供のはしりとでも言えるのではないでしょうか。加入や設置にかかる費用は掛かりましたが、有線放送電話同士の町内の通話は無料で、当時加入権の高かった電話を設置していない人でも有線放送電話があれば、必要最小限のコミュニケーションがとれたのではないでしょうか。全くもって驚くべき発想と機能、そして使う人のことを考えた素晴らしい道具であったと思います。

何事も「遊び」の範疇を超えて適度から過度へと突き進めれば、必ず自身や周りに悪影響を及ぼすことは言うまでもありません。水は命を飲み込み山を押し流し、電気は多くの電磁ノイズと共に簡単に生き物の命を奪います。抑制された量を流し続けることが、生命や環境にとっての負荷が最も少ない利用方法なのではないでしょうか。

ペースメーカーとして命を後押しするのも電気、そして携帯電波として強い電磁波が生物環境を狂わせるのも電気です。24時間利便を追いかけることは果たして正しいのか?不便は本当に不便な事なのか?不要不急は本当に不要不急なのか?必要最小限を中心に置いた技術でなければならないことを過去の優れた遺産が教えてくれていると感じずにはいられないのです。

本当に環境負荷は減らせるか野生の恐る雷(いかづち)の意味

水と電気は同じ性質を持っている。適度に流し続ければ命を育むものと過度に流し続ければ命を蝕むもの。

2021年5月4日
短歌 ミルク
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ミルク
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非公開
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頭の体操
自己紹介:
気づく人だけが手に入れられる
輝きを求めて、日々の宝探しを
楽しむように短歌のリズムで進む
足あとのようなものです。

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