短歌のリズムで

令和六年　昭和の日

「ドングリは硬貨になった　感覚は価値を正しく顕していた」

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令和六年　春分の日

「季節というピラミッド押すふくら風　春のプリズム一度傾く」
令和六年　天皇誕生日

「方舟に乗るのはきっと最後だろう　優しい覚悟を持つ継承者」
令和六年　建国記念の日

「大楠のような巨木になれたのか千三百年併走をして」
令和六年　成人の日

「イントロの短い歌だけ聴いているドリップされた珈琲を手に」
令和六年　元旦未明

「遠ざかる除雪車の音沈黙は時の狭間に敷き詰められて」
番組のフリップのように「勤労感謝の日」

「本当に感謝するべき人達はこの日も影に徹し働く」
番組のフリップのように「文化の日」

「未来という子に握らせたい希望とは優劣ではない　ペンか銃器か」
番組のフリップのように　「スポーツの日」

「奪い合うことは競技に転生し分け合う程の笑みをもたらす」
番組のフリップのように「秋分の日」

「かげろうの隙間にひびくスズムシの声も弱まり頑なな夏」

プロフィール

HN：

ミルク

性別：

非公開

趣味：

頭の体操

自己紹介：

気づく人だけが手に入れられる
輝きを求めて、日々の宝探しを
楽しむように短歌のリズムで進む
足あとのようなものです。

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